卵(卵子)
卵とは
女性がつくることができる生殖細胞。
卵細胞には、
- 卵黄 (栄養分)
- リボソーム
- mRNA (母性効果因子)
などが蓄積されている。
形成過程
1.受精後数日間
①始原生殖細胞が何度も体細胞分裂を起こし、多量の細胞ができる。こうしてできたものを卵原細胞という。しかし、卵原細胞はほとんどが退化する。
②生き残った一部の卵原細胞は、一次卵母細胞になる。
③一次卵母細胞が減数分裂の第一分裂前期で停止する。
2. 思春期
④減数分裂の第一分裂が途中から進む。第一分裂が終わった細胞を、二次卵母細胞という。なお、二つに分裂した際、一つは「極体」という小さなものになり、はたらきを持たない。この時できた極体を第一極体という。
⑤二次卵母細胞が減数分裂の第二分裂を行う。この時も一つは極体となり、これを第二極体という。これでようやく卵が完成する。
1つの卵母細胞から最終的にできる卵は1つだけなのだ。
数ある卵母細胞が、1か月に1個ずつ消費されていく、というイメージである。
名称の覚え方(卵も精子も共通)
子、母、その先祖「原」、そして全ての始まり「始原」という風に覚えておこう。
特に重要なのは、~母細胞のみ減数分裂を行うということ!!
なので、~母細胞以前は核相が2n(1種類当たり2本)、~母細胞以後はn(1種類当たり1本)である。
ポイント
- 一つの卵母細胞からできる卵はたった一つ!残りは極体に。
- 減数分裂が起こるのは、卵「母」細胞!!!
なお、形成過程は精子と比較しできるようにしておこう!
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