#緩衝液 わかりやすく 仕組み #滴定曲線 高校化学 エンジョイケミストリー
弱酸に強塩基を滴定する滴定曲線をベースにした緩衝液の説明です
内容
酸・塩基・塩で中和滴定を学習したとき、弱酸に強塩基を滴下すると中和点に到達する前段階で緩衝液になります。
緩衝液は弱酸(弱塩基)とその塩の混合溶液で少量の強酸や強塩基を加えてもそして水でうすめてもpHがあまり変動しない溶液のことをいいます。そして、弱酸に強塩基を滴定すると途中で緩衝液と同じような状態になるため、水酸化ナトリウム水溶液を滴下してもあまりpHが上昇しません。
一方で、緩衝液とはいえ、実際に酸や塩基をそれぞれ加えたとき、反応するのは酢酸イオンまたは酢酸であり、混合液である必要があるのかという疑問を呈する学生もいます。実際、緩衝作用をするには#酢酸と酢酸ナトリウム (酢酸イオン)の両方が存在することが条件となっていますが、どうして両方必要なのかを説明できる高校生はあまりいません。それを分かりやすく説明しています。