「電離度」とは、電解質を溶液に溶かしたときに電離する割合のこと。100%電離するときを1、全く電離しないときを0として、0〜1の間の値で表します。たとえば2%しか電離しない場合であれば電離度は0.02です。全く関係ないですが、日本の離婚率(夫婦の電離度?)は約0.35です。

原則、濃度が高まるほど電離度が下がり、濃度が薄まるほど電離度が上がります。雑なイメージでいえば、濃度が薄いとまだ溶液中に粒が広がる空間が残っているから電離して粒が増える、と言う感じ。数式的には、電解質の濃度
と書けます。導出方法などは「電離定数」で。
電離度は、溶かした電解質のうちどれだけが電離したかの値です。つまり、たとえば100粒溶かして10粒が電離したなら電離度は
たとえば、
酢酸は水中で、
のように電離します。仮に水を加えた瞬間の電離が起こっていないときを考えれば、

このように電離度に従って一部だけが電離します。ちなみにこの例では
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