「逆滴定」とは、気体などを滴定するときに使うテクニカルな滴定手法のこと。気体にポタポタ垂らして滴定はできないので一工夫します。たとえばを滴定する場合、多めに用意した塩基にを完全に吸収させ、残った塩基の量を酸で滴定することでの量を逆算します。
例えるなら「値段がわからない商品を買ってきてもらうとき、とりあえず多めに1万円渡しておいて、帰ってきたお釣りが3千円だったとしたら商品の値段は7千円だとわかる」みたいな感じです。
一見複雑に見える逆滴定ですが、結局のところ (酸のの数)=(塩基のの数) に変わりはありません。わからない値を文字でおき、との数を数えて比べるだけです。
具体例で見てみましょう。
希硫酸が出したの数は、アンモニアと水酸化ナトリウムが出したの数の合計に等しいはずです。図で書くならこんな感じ。
よって、
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