受験生の人間関係
受験生になると「人間関係も見直さなきゃな」と考える人が出てくるんじゃないかなと思います。
「勉強をするにあたっては環境も大事だし、付き合う人も選ぶようにしよう、お互いに高めあえるような人と仲良くしよう」
私もそんなことを思っていた時期がありました。今回は、前回に引き続き、私の人間関係に関する体験談を綴っていきます。高校時代の友達は、一生の付き合いになることも少なくありません。ですから、変に強いこだわりを持ってしまって損をする、なんてことがないように、身の振り方をよく考えて欲しいなと思っています。
頭がいい人・勉強のやる気がある人としか仲良くしない?
前回の記事では、「異性と距離を置く」ということをしたせいで、高校2年生の1年間で大ゴケしたという話をしましたが、私はそれ以外に、「放課後・週末に遊びにはいかない」という決意もしていたんですよね。
勉強頑張るぞって思って人間関係を見直す時に「頭がいい人・勉強のやる気がある人としか仲良くしないでいよう!」「足を引っ張ってくる人と付き合うのはやめよう」と考えるのは、あるあるなんじゃないかと勝手に思っていますが、私はそのようなことはしていませんでした。
付き合いを制限することはしていましたが、それでも「放課後・週末に遊びに行くことはしない」くらいの緩い制限だったということです。わざわざ時間を作って遊びに行くことがないだけで、クラスのみんなとはしっかり仲良くしていました。(あ、「異性と距離を置く」なんていう極端な発想に至る前に、「遊び呆けているやつと距離を置く」が出てくるやろ普通!というツッコミは受け付けていません。一旦前回の話は忘れてください。)
私は結局、高校2年生と高校3年生の間、つまり2年間、友達と遊びに出ることはしなかったんですよ(文化祭・体育祭の打ち上げは流石に行きました)。これに関しては、こうして正解だったなと思っています。
全てのシーンで「頭がいい人・勉強のやる気がある人としか仲良くしない」ということをするのは、流石にデメリットが大きすぎるのでやめた方がいいでしょう。高校生の間は、どうしてもほとんどの時間を学校で過ごすことになるわけなので、学校にいる間の時間を居心地の良いものにできるよう努める必要があると思います。変にトゲトゲして誰かとの関わりを絶とうとすると、どうしても居心地が悪くなってしまいますよね。居心地が悪い場所に長時間いなければならないというのはおそらくストレスになりますし、わざわざ自分からそういう環境を作り出さなくても良いよね、という話です。
つまり、「わざわざ遊びにはいくことはしない」とするだけで、それ以外は普通にみんなと仲良くする、というのが最も賢いやり方なんじゃないか、と。
自分の勉強時間を犠牲にせずにクラスメートと仲良くなるコツは、「勉強できない時間を一緒に過ごす」ということです。教室を移動している時間や昼ごはんを食べている時間、学校への通学時間がそうでしょう。私の場合は、放課後カフェで勉強していて、カフェに行く前に夕食を食べていたのですが、その夕食の時間なんかもそうですね。こうした時間は、どうしても勉強の手を休めざるを得ない時間であり、どうしてもなしにすることはできない時間です。そんな時間は、もう誰と過ごしたって同じだと思いませんか?
こういう時間をしっかり友達と過ごした上で、勉強に専念する。友達関係と勉強を両立する方法です。
「いやいや、少しでも仲良くしちゃうと、ついつい遊びにいっちゃうんで、やっぱり最初から仲良くしない方がいいんです!」と言いたい方もいるかもしれませんが、それをしてしまうと、かなり居心地が悪くてかえってストレスかもしれませんよ。1度仲良くならない路線で行ってしまうと、もう取り返しもつきませんしね。「異性と距離を置く」という1年間を過ごした私が言うんですから、これは本当です。




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