2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が取り組むべき17の課題。
日本語訳は「持続可能な開発目標」。
など、その内容は多岐にわたる。
経済や社会の発展はするけれども、地球環境や社会を壊さないようにしましょう、ということ。
このままの仕組みで経済を伸ばそうと思ったら、地球温暖化とか環境破壊とか貧富の格差とかで社会が崩壊しちゃうから、社会のあり方を変えて、破滅しないような成長の仕方にしましょうね、という目標なわけである。

まず前提として、「現在の仕組みのままいけば、いずれ社会は破滅する」という思想がある。つまり、「現在の社会は持続不可能」なのだ。
このままいけば、地球は超温暖化して気候が大きく変わり、環境は汚染されて人間が健康に暮らせなくなる。先進国と途上国の格差が残り、途上国は貧しい生活から抜け出せない。
このままだと、地球は人間が住める場所ではなくなり、社会も混乱して人間が幸せに暮らせなくなってしまう。
こうなっては元も子もないから、将来もずっと安心して暮らせるような社会に変えていきましょうね、という発想が生まれる。
つまり、「これから先もずっと続けられる」、「持続可能」な社会にしようね、ということになる。これが「持続可能」の意味である。
ここでいう「開発」とは、「経済や社会を発展させる」という意味。
人間、もっと稼ぎたいしもっといい暮らしがしたいもの。これは人間の根源的な欲望なのだから、経済発展を否定することは不可能なのである。
だったら、せめて「持続可能な」開発をしようね、というのがSDGsの趣旨であって、経済発展や開発行為を否定しているわけではない。
17の目標が掲げられている。
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