南北問題
簡単なまとめ
世界の北側諸国と南側諸国の間に、大きな経済格差がある問題。
具体的には、先進国は北側に集中し、南側には先進国がほとんどないことを指す。
南側の発展途上国の国々をグローバル・サウスといい、近年急速な経済成長で存在感を高め、注目を集めている。
また、発展途上国の中でも経済格差が存在することを南南問題という。
南北問題
先進国は世界の中で北側に集中しており、南側にある先進国はシンガポールやオーストラリア、ニュージーランド程度しかない。
南側の発展途上国の国々をまとめてグローバル・サウスと呼ぶこともある。
(青が先進国、赤が発展途上国)
南南問題
発展途上国の多い南側の国々の中でも、資源国とそうでない国の経済格差が存在する問題。
グローバル・サウスの中でも、たとえばサウジアラビアなどの湾岸諸国、マレーシアなどの天然資源に恵まれた国は一人当たりの所得も高く世界的にも裕福といえるが、資源もない国は経済発展に取り残されている。
例えば、サウジアラビアの一人当たりGNIは約22,000ドルである一方、最貧国のブルンジでは一人当たりGNIが約240ドルと、約100倍の所得格差が存在する。
このように、資源国とそうでない国(後発発展途上国)にも大きな経済格差が存在することを、南南問題という。
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