私たちが用いているエネルギーの中でも、ひときわ身近であろう電力。石油ストーブがない家や、ガスを引いていない家はあっても、電気を引いていない家はまず見当たらないことでしょう。
ここまで電力が広く普及したのにはちゃんと理由があって、
電力は汎用性が高い、つまりさまざまな用途に利用できます。照明にすることもできれば熱源としても用いることができ、さらには動力にもなりますよね。
また、電力は安全性が高く、家庭内でも安全に利用することができます。火を利用するガスコンロよりもIHクッキングヒーターの方が火事になりにくいことを考えると分かりやすいでしょうか。
さらに、電気は送電線さえ繋いでしまえばどこでも送ることができます。それが大変なんだよと言われたらそれまでですが、それでも電気というのはガスや水道みたいに質量のある物体を送るわけではないので比較的楽なんです。長距離の輸送もできますしね。
現在主流の発電方法としては、
などが挙げられるでしょう。
このうち、火力・水力・原子力で世界の電力需要のほとんどを賄っています。また、大河川を持つ国や山がちな国では水力発電が盛んで、火山帯に位置する国では地熱発電が盛んであったりと、国や地域ごとに発電割合に特徴がみられます。
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