γ崩壊
放射線とは
ウラン
その際、放射線と呼ばれる大きなエネルギーを持つ電磁波を出す。
この現象を放射性崩壊と呼び、自然に放射線を出す性質を放射能という。
放射性崩壊には、
崩壊
エネルギー準位の用語で解説したように、原子はとびとびのエネルギーの値をもち、
- エネルギーが最も低い状態である基底状態
- 基底状態よりエネルギーが高い状態である励起状態
の状態があるが、原子核も同様にとびとびのエネルギー準位が存在する。
このとき、差の分のエネルギーが電磁波として放出される現象を
単に電磁波が出るだけなので、他の放射性崩壊と違って
ことを押さえておこう。
他の放射性崩壊と違って、電荷も帯びていない点に注意しておこう(磁場からのローレンツ力も受けない)。
放射性崩壊まとめ
また、放射性崩壊後の原子核も不安定である場合が多く、下の図のように安定な原子核になるまで
下の図の横軸は質量数、縦軸は原子番号であり、
- 左上から右下に変化する=質量数も原子番号も
ずつ減るのが 崩壊 - 下から上に変化する=質量数は変わらず原子番号が
増えるのが 崩壊
に対応している。
(画像のクレジット)
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