フランク王国の王で、西ローマ帝国以降初めてのローマ皇帝。
カール1世、シャルルマーニュとも呼ばれる。
領土の拡大とともに文化の保護にも努めた。
流れ→フランク王国
まとめ→中世ヨーロッパ
768年〜814年
800年 戴冠

カロリング朝フランク王国において、ピピン3世に続いて王位を継承した人物です。
領土の拡大、保持に尽力しました。
文化を積極的に保護し、カロリング=ルネサンス(注1)と呼ばれる古典復興の動きをおこします。
726年にビザンツ帝国(東ローマ)の レオン3世が聖像禁止令 を出すと、それに対抗してローマ教会の教皇レオ3世がカールにローマ皇帝として800年に戴冠し、ローマ教会の保護者としました。
古典復興を中心とした、カール大帝の時代の文化事業を指します。
イングランド出身の学者アルクインなど、高い学識を備えた人材を宮廷顧問として招待し、正しいラテン語の知識の普及などの事業が行われました。
他にも古代ローマを手本にした建築や、ローマ将軍風の貨幣の発行などの事業が挙げられます。
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