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変量の変換


概要

共通テスト数学IAで出たら困るランキング堂々の第一位(自分調べ)である変量の変換について、ここで押さえておこう。前提となる平均値分散共分散標準偏差相関係数の定義を忘れた人はリンク先で確認してほしい。

データ (平均値、分散)についてという変換を考えると、データについて、

  • 平均値
  • 分散

が成り立つ。

また、データ (との共分散との相関係数)と変換を考えると、データについて、

  • 共分散
  • 相関係数

が成り立つ。

証明

式の形はごついがやっていることは単純な式変形である。証明もしっかり学習しておくと、上の公式を忘れにくくなるので耐えながら式を追っていこう。

便宜上はそれぞれ個のデータであるとして、、…、のように番号をつけておく。

ここで標準偏差は分散の正の平方根であることを用いて、の標準偏差はそれぞれと求められる。これを用いての相関係数を求めると、

補足

  • の相関係数は以下のようにも書ける。 これは、が同符号なら相関係数は元の値に一致し、異符号なら、相関係数は元の値倍になるということを意味している。

  • 共通テスト(旧センター試験)やその模試で時たま出題されていたが、流石にこすりすぎたのか最近では見なくなった。このように公式として覚えておけば出題された時に瞬殺できるのでしっかり復習しよう。

タグ

# 共分散
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