「非共有電子対」とは、ペアを作っているけど共有結合には関わっていない最外殻電子の対のこと。まあその名の通り共有してない電子対です。

非共有電子対は不対電子と違って安定なので共有結合を作ることはありませんが、代わりに「配位結合」や分子の形を決める「電子対反発則」などで活躍します。
ペアを作れずに不安定な不対電子と違い、既にペアができている非共有電子対は比較的安定です。だから安定な分子は、共有電子対や非共有電子対の形で電子を持っています。
ただし、非共有電子対は「配位結合」を作る場合もあります。配位結合は共有結合の1種ですが、不対電子を1個ずつ出し合う共有結合に対して、片方の原子が1人で2個の電子(非共有電子対)を出して共有するのが配位結合です。

詳しくは「配位結合」のページをチェック!
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