概要
「共有電子対」とは、共有結合において2つの原子間で共有される電子のペアのこと。多くの原子は最外殻電子が1〜7個だけど、電子を共有することでお互いに8個の電子を持って閉殻になれます。

ちなみに結合に関係していない電子対を「非共有電子対」、結合前のひとりぼっち電子を「不対電子」といいます。
詳細
フッ素のように、電子が1個足りないやつらはお互いに1個を出し合って共有電子対を作ります。

酸素のように電子が2個足りないやつらは、お互いに2個出し合って4個の電子を共有することができます。このようにして作られるのが二重結合です。

もちろん、共有電子対を2個作ることでも酸素は閉殻になれます。

同様に、電子が3個足りない窒素は、お互いに3個出し合って6個の電子を共有することができます。このようにして作られるのが三重結合です(*注1)。

以上のように、共有電子対の作り方は様々です。
補足
- (*注1)「じゃあ四重結合は?」と思いますよね。結論から言えば、一応四重結合自体は存在します。が、たとえば最外殻電子が4個の炭素は四重結合を作れません。詳しくは「π結合」の補足で説明しようと思います。