「配位結合」とは、片方の原子だけが電子対を差し出して作られる結合のこと。不対電子を1個ずつ出し合う共有結合に対して、配位結合では片方が2個(非共有電子対)・もう片方が0個出し合って結合します。
ただし結合によっては共有結合と配位結合を区別できないこともあります。
たとえば、アンモニアの非共有電子対に対して、K殻に電子が0個である水素イオンが配位結合することができます。
このときできるアンモニウムイオンは、3つの共有結合と1つの配位結合を区別することができません。結合しちゃえばどれも一緒ってことです。だから配位結合を含むイオンでは、イオン全体が電荷を持っていると考えます。
またオキソ酸や酸化物などでも、酸素の配位結合が見られることがあります。
タグ
関連動画
関連用語