慣用表現というと、あまり使わないイメージがあるかもしれません。
しかし、関係代名詞whatを使った慣用表現に関しては、長文の中でもよく出てきます!
今回はその中でもよく出てくる4つを紹介します。

①what is called:いわゆる
これは会話の中でよく出てきそうですね。
「あの子っていわゆるギャルだよね?」「彼っていわゆる『いい彼氏』だよね」みたいなことが言えちゃいます。
②what S(主語) is today:現在のS(主語)
これは、「今の彼は前の彼とは違う(性格的に)」とか、そういう時に使いますね。
バリエーションとして、what S was XX years agoというのは「XX年前のSの性格・様子」をあらわせます。
例えば、She is not what she was twenty years ago.
は、「彼女は20年前の性格・様子ではない/違う。」
という意味合いになります。

③what is more:さらに
これは長文の中でもよく出てきます。
もっと論を進めたい時、「さらに~」と内容を追加したいときに使います。
バリエーションとしては、what is worseでさらに悪いことにという慣用句もあります。
I lost my wallet. What is worse, I lost my ID card as well.
「わたしは財布も失くした、さらに悪いことに、IDカードも失くした!」
こんな感じですね。
④A is to B what C is to D:AとBの関係はCとDの関係と同じだ。
これは意外と長文の中で出てきます。画像の中の例文で説明しますね。
例えば、「読書と心の関係って、運動と身体の関係とおんなじだよね、身体には運動が必要なように、心には読書が必要だよね」ということを言いたいとします。
この時、「身体には運動が必要」っていうのは既にみんなに知られてることです!
対して、「心には読書が必要」っていうのは、いま話者が新たに言おうとしていることです。
こういう時に、Reading is to the mind what exercise is to the body. と言います。
いわば、A:B=C:D みたいなものですね。わかりやすいC:Dの関係を引き合いに出して、A:Bを言おうとしているんですね。
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