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コンパクトシティ

簡単なまとめ

ざっくり言うと、市街地を小さくまとめよう!という政策。

特に地方都市では、モータリゼーションの進行、スプロール現象による市街地の拡大などによって市街地が薄く広く広がり、経済活動・行政サービスの効率が悪化していた。

これを解消するため、市街地を中心地に集約しようとするのが「コンパクトシティ」の構想。

政策導入の経緯

モータリゼーションの進展、大店法改正によるロードサイド型店舗の増加、開発規制の過度な緩和などにより、特に地方都市では

  • 中心市街地の衰退
  • 低密度な市街地の拡大
  • 自動車交通への依存

が発生した。

要は、「市街地が薄く広くなって、車がないと移動が不便になった」。

このような街では、

  • インフラ整備・行政サービスの効率悪化
  • 公共交通の衰退→交通弱者の発生

などの問題が発生するようになった。

また、日本では今後人口が減少していくのが確実で、税収の減少、市街地の衰退、高齢化が進むことから、低密度に広がり高コストな市街地のままだと現状の行政サービスを維持することは難しい。

コンパクトシティのねらい

市街地を集約することで、

  • 経済活動・行政サービス・インフラ整備の効率化
  • 自動車交通の分担率低減→公共交通の活性化

などの利点がある。

要は、

「低コストで効率よく維持できる街をつくる」

というのが、コンパクトシティ最大の目的。

実際の事例

富山市が有名な事例。

富山市はかつて全国的にも郊外化が進んだ地域で、中心市街地の衰退が問題となっていた。

そこで富山市はLRTを整備するなど公共交通を拡充。公共交通網沿線への居住を推進し、車がなくても徒歩と公共交通で暮らせる人口を拡大した。

その結果、鉄道沿線の人口は増加に転じたほか、中心市街地の地価も上昇したり低下が緩やかになったりと、一定の効果がみられている。

640pxToyama_Light_Rail_TLR_0605.jpg 旧富山港線をLRTに転換した富山地方鉄道線(旧富山ライトレール)

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