平安時代
概要
平安時代とは794年の平安遷都から、1185年の鎌倉幕府成立までの時代。(※1)
詳細
平安時代は3つに分けて考えると理解しやすいです。
イメージとしては、天皇、貴族、武士という順に権力者が移り変わっていくイメージです。
これ以降は前期・中期・後期に分けてお話ししていきます。
前期(天皇の時代)
桓武天皇が都を平安京(現在の京都)に移したことから始まりました。
これ以降も天皇が政治を行なっていましたが、政治の実権は徐々に藤原氏へと奪われていきました。
中期(貴族の時代)
中央では藤原氏が摂政や関白となり、摂関政治が始まりました。
藤原氏は邪魔者を排除していき、政治の実権を握っていきます。
一方地方では、治安が悪化していきました。 なぜかというと、この頃の朝廷は京都周辺しか気にかけていなかったからです。 つまり地方は「自分の身は自分で守る」という状態だったため、有力農民たちが武装するようになっていき、武士が誕生したのです。
後期(武士の時代)
この頃に中央の政治は摂関政治から院政に移行しました。 天皇や貴族は、武士の力を利用して戦うようになったので、中央の政治に武士が入り込んできます。 こうして武士が政治を担っていく時代に突入していくのです。 最初は平氏の平清盛が地位を上昇させ、平氏政権を成立させました。 しかし源氏の源頼朝の登場により治承寿永の乱(源平合戦)が発生します。 勝利した源頼朝によって鎌倉幕府が成立しました。
補足
(※1) わかりやすさを重視して年代を区切りました。鎌倉幕府はいつできたのか?という問題は現在も議論が行われています。
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