東方植民

概要

13世紀に盛んになった、神聖ローマ帝国から見て東方へ植民する活動。

植民された都市が発展したほか、植民活動を担ったドイツ騎士団や治めた諸侯も力をつけ、それ以上の侵入を防ごうとした周辺諸国の結束も高まった。

流れ→神聖ローマ帝国、十字軍、中世北欧、ポーランド王国

まとめ→中世ヨーロッパ、ドイツ

時代

13世紀〜15世紀

場所

詳細

12世紀以降の三圃制の導入などによる人口増加に伴い、植民運動が進められ、特にその中でも大きな動きであったのが、東方植民運動です。

リューベックなど、商業で栄えハンザ同盟に加わる都市も現れました。

植民活動においては十字軍の支援もしていたドイツ騎士団が活躍し、ブランデンブルク辺境伯やオーストリアなどの力を持つ諸侯もあらわれました。

北方三国(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー)は**カルマル同盟**を結成しこれに対抗、ポーランドも14世紀初頭に統一を果たしてカジミェシュ3世のもとに発展、リトアニアと結び15世紀に成立したヤゲヴォ朝はタンネンベルクの戦いでドイツ騎士団に勝利しました。

ドイツ騎士団は現在も修道会として存続し、慈善活動・医療活動を行っている。