アプリ「okke」で効率よく学ぶ!

温暖湿潤気候


日本(本州以南)をイメージすればよい。

定義

  • 最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満
  • 最暖月平均気温が22℃以上
  • 年降水量が乾燥限界以上

西岸海洋性気候(Cfb)との違いに着目。

特徴

夏暑く、年中湿潤。

季節風の影響を強く受け、夏は暑く、冬は寒くなる。

前線などの影響で年間を通じて降水量が多い。特に夏季は降水量が多くなることが多い。

日本の太平洋側は典型的な温暖湿潤気候なので、それをイメージするとわかりやすい。

(日本海側は世界的な豪雪地帯なので事情が異なる)

植生・土壌

低緯度地域では照葉樹林、緯度が高くなるにつれて落葉広葉樹との混合林となる。

日本でも、九州南部は照葉樹林が中心だが、東北地方は落葉樹が中心。

土壌は、肥沃な褐色森林土がみられる。

成因

気候の特徴に注目して成因を分析してみよう。

夏暑い

比較的低緯度であるため。

(Cfaの分布域は回帰線~45度)

西岸海洋性気候(Cfb)が、緯度40度以上の地域に分布するため夏も涼しいのと対照的。

年中湿潤

  • 夏の季節風
  • 前線
  • 熱帯低気圧

が、雨の多い主な要因。

夏季には海洋からの湿った季節風熱帯低気圧(台風、ハリケーン、サイクロン)の影響も受け、降水量が多い。

また、年間を通じて前線の影響を受け、降水がみられる。

さらに、日本・東アジアでは梅雨前線の影響を受け、降水量が多くなっている。

分布

回帰線~緯度45度の大陸東岸に分布

だいたい、台湾~日本の緯度帯で、大陸東岸。これさえ覚えておけばだいたい当たる。

代表的な地域は、日本、中国(華中~華南の沿岸部)、台湾、アメリカの東半分、南米の湿潤パンパ、オーストラリア東岸

代表的な都市に、東京、上海、台北、ニューヨーク、ダラス、ブエノスアイレス、シドニーがある。

cfa分布.png

cfa雨温図.png

タグ

# Cfa気候
# C気候
# 気候
# 温帯
# 温暖湿潤気候