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DNAの構造(右巻きDNA・左巻きDNAなど)について解説します。
語呂「CGは3(CとGは3本の水素結合。CとGを左右反転させて、上下にくっ付けると、3という字に見える。)」
語呂「あぐあぐとプリン食べる(AとGはプリン塩基)」
●DNA分子の二重らせんの立体構造は、周囲の相対湿度の減少により段階的にB,C,A型の順に塩基対の間の距離が小さい状態に変換する。ワトソン・クリックのDNAモデルに相当するB型構造は、90%以上の湿度下の状態で、水溶液中のDNA分子の構造を示し、右巻きらせんである。
一方、高塩濃度下でグアニンとシトシンが交互に連なったDNA分子は左巻きらせんのZ型構造をとることがある。Z型構造は通常のB型構造に比べて塩基対の間の距離も長くなり、らせんのピッチも延びるので、この構造状態の部分にはタンパク質などの分子が結合しやすく反応性に富むと考えられるが、役割については不明である。左巻きらせんは、リン酸基間を結ぶ線がジグザグ(zig-zag)状なことから、Z型DNA(Z-form DNA)と呼ばれる。
●AとTの間の水素結合は2本。CとGの間の水素結合は3本なので、AとTの結合は、CとGの結合より弱い。関係する問題が過去早稲田で出題された。
●二本鎖DNAが右巻きであることは過去明治大が出題している。
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