前回に引き続き、僕自身の大学時代の過ごし方を書いていきます。大学3年生から、個別指導塾のアルバイトと並行して、集団授業で高校生を教える塾でも働き始めました。その最初の授業は春期講習で新高校1年生に因数分解を教えるというもので、何度も何度も板書ノートを用意し直しました。大学入試より緊張した記憶があります。大学3年4年の2年間は、夜に集団授業がある曜日は、午後1時にはその塾に行き、まだ生徒たちは学校に行っていて塾にはいないので、校長の許可をとって空いている教室を借りて丸々1コマ2コマの授業を誰もいない教室で声を張り上げ板書をし、リハーサルしました。こうみると超絶ストイックな大学時代を過ごしたように見えますが案外そんな感覚はありませんでした。
また、大学のラウンジでポケモンをやっている知らない人に声をかけ、ポケモンバトルをやることも多かったです(まだオンライン対戦はなかった頃)。個別指導塾の先生方とも夜生徒が帰ってからポケモンバトルをしょっちゅうやってました。今思うとポケモンが強いのは必ず理系の先生だったので、ポケモンは数学と同じだと思いますね。
そんな感じで卒業後は学校の先生にはならず、(予備校講師として学校に出講することはありました)最初から自営業として働き始め、徐々に東大や東工大の問題を解説する機会をいただきはじめ、教材などを作成させてもらいました。
その後Youtubeに動画をアップするまでの経緯は機会があれば気が向いたときに書きます。
学校の先生や予備校講師を目指していない限りそのまんま同じことをする必要はありませんが、大学での過ごし方について参考になれば幸いです。
個人的な意見としてはどんな分野にせよ、大学時代に自分の専門スキルを磨いた人ほど社会人になってからそのスキルを活かす機会を手に入れ、仕事の中でスキルは向上していくのに対して、大学時代に専門スキルを身につけていない人ほど社会人になって会社の業務に追われて自分の専門スキルを身につける時間がますます無くなり、社会に出ても差が開き続けてしまう構図なのではないかと感じます。
ただ移り変わりの早い今の世の中、専門スキルを身につけても、それが使いものになるのはせいぜい10年程度なのかもしれません。
次回以降は、仕事の選び方や社会人としての生活の仕方について僕個人が思うことを勝手に書いていこうかと思います。興味があれば。