2024年の東大入試でも偶奇性がからんだ確率漸化式が出題されました。
今回の2012年、確率漸化式⑧で扱う東大2004年も偶奇性・対称性が重要な問題となっております。確率漸化式はあらゆる問題が出題され尽くしていて、難しくしようと思ったら偶奇性・対称性をからめる必要がある印象です。下手すると今後、3の倍数おきの漸化式を立てて解く確率漸化式なども出題されるかもしれません。
先ほど、予備校に向かう途中、幼児英才教育のような塾の前で4〜5歳くらいの制服を着た男の子が「やだやだ」と泣いており、その子に向かってピシッとした礼服のお母さんがしゃがんで「あなたならできる。大丈夫。」と男の子の涙を拭きながら言い聞かせていました。
なぜ、そんな早い段階で競争の世界に投げ込むのか、僕には理解できないです。僕から見ると完全な教育虐待の典型で、その男の子が本当に可哀想でした。
世間では「周りと比べたら不幸になるだけ」と言われているにも関わらず、親は子供に早い段階で競争をしいる。それは他の子供達と自分を比べなさい、と言っているようなものです。
自ら競争したい、挑戦したい、という人間に対してそれを応援するなら構わないですが、自らそれを望んでないのに「あなたの将来を考えて」という親を、僕は心の底から軽蔑します。正直、僕は自らの意志で将来を考えて中学受験をしたい、と望む小学生はこの世に一人たりとも存在しないと考えています。
必ず、親や知り合い、友達、先生にそそのかされて、競争の世界に足を踏み入れているはずです。仮に中学受験に成功しても、大学受験、社会人、そして自分の子供に、と競争は連鎖していきます。そのような競争の世界の先に幸福は存在するのか、僕は疑問です。今のところ、他人の意志による競争の世界には不幸しかないと僕は感じます。