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• 1 43【世界史】中央ユーラシア①
• 1-44【世界史】中央ユーラシア②
今日は受験生最大の盲点と題して、トルキスタン史の授業をしていきます。
トルキスタン史は多くの受験生の盲点になってしまう範囲で、苦手とする生徒が多いところです。通常の世界史の授業では扱わない学校も多いため、全然手つかずという状態で、出てしまうと全く点数が取れないという受験生も多いです。
また、中国や西アジアなどを扱った通史の授業で出てくる部分もありますが、それがトルキスタン史というかたちで縦に体系的につながっていないという生徒も多いです。
受験は自分が苦手なところばかりが出題されるものですので、これを機会にトルキスタン史をしっかり学習しましょう。
この問題を通じてトルキスタン史を学習すれば、盲点となる範囲を克服し、トルキスタン史を得意分野にすることができます。
解答のポイント
①ソグド人は、唐にゾロアスター教や、ポロ競技、胡服、胡弓、胡旋舞を伝え、国際色豊かな文化の発展に寄与した(影響)
②トルキスタンは唐の支配下にあったが、西部はタラス河畔の戦いで勝利したアッバース朝の支配下に入った(進出)
③ウイグル国家の滅亡を機に、トルコ系民族が西方へと移動(進出)
④マムルークとしてイスラーム王朝の軍事力の中核を担う中で自立し、東部にカラハン朝が成立
⑤西部のイラン系のサーマーン朝を滅ぼし、東西トルキスタンを支配、この地のトルコ化とイスラーム化を促した
⑥トルコ系のセルジューク朝が勃興し、シリアや小アジアに進出したことは十字軍を引き起こした(影響)
⑦一方、宋と金により遼が滅亡すると、東部に西遼が建国される(進出)
⑧その後モンゴル派東西交易路の支配を目的にこの地域に進出し、西夏やナイマン、ホラズム朝を征服(進出)
⑨やがて西部ではティムールが自立し、西アジアに進出。アンカラの戦いでオスマン帝国は滅亡に瀕した(影響)
⑩ティムール朝ではイラン文化と融合したトルコ=イスラーム文化が花開いた。(影響)
⑪トルコ系のウズベク人によりティムール朝が滅亡(進出)
⑫ティムール直系のバーブルはインドに進出し、イスラーム王朝のムガル帝国を建設(進出、影響)
⑬東部はモンゴル系民族のジュンガルが進出(進出)
⑭これを滅ぼした乾隆帝が新疆として藩部に組み込んだ(進出)
⑮西部はロシアの南下政策によりウズベク人のブハラ・ヒヴァ両ハン国を保護国化し、コーカンド=ハン国も併合(進出)
⑯イリ事件を機に清との国境を定めた(進出)