この問題を解くと、第二次世界大戦中に起こった出来事や、作られた枠組みが現在に至るまで大きな影響を与えているということがわかります。
世界史という科目のおもしろさが存分に味わえる問題です。
解答のポイント(地域ごとに整理)
1.国連
①大戦中の大西洋憲章を基づき、戦後、国際連合が設立。
2.アジア
②中国では抗日戦争を戦う中でも国民党と共産党の勢力争いが激化
③共産党が勝利し中華人民共和国が成立。国民党は台湾に逃れ、中華民国政府を維持
④朝鮮半島は大戦末期にソ連の対日参戦があり、38度線を境に米ソが南北を分割占領
⑤その後金日成首相の北朝鮮、李承晩を大統領とする大韓民国が成立
⑥広島・長崎への原爆投下など戦争の惨禍を経験した日本
⑦戦後、日本国憲法を制定し、平和国家を建設すべく憲法9条を制定
3.ヨーロッパ
⑧大戦末期独が米英仏ソにより分割占領
⑨大戦後ベルリン封鎖を経て、西ドイツがドイツ連邦共和国、東ドイツがドイツ民主共和国として独立。
⑩大戦中、独は仏のアルザス・ロレーヌを占領。
⑪これまでも独仏は同地域をめぐり争いを続けてきた反省から、ECSC、EURATOM、EECが結成され、戦争防止するために欧州統合が進められた。
4.中東
⑫大戦中アウシュヴィッツなどでユダヤ人が大量虐殺されたことを背景に、戦後、国連のパレスチナ分割案に基づきイスラエルが建国された。
⑬これに反対するアラブ諸国により第一次中東戦争が起こるが、敗北し、パレスチナ難民が発生した。