みなさん、こんにちは。
今回は5代目大統領のジェームズ・モンロー(1817〜1825)、6代目大統領のジョン・クィンシー・アダムズ(1825〜1829)、7代目大統領のアンドリュー・ジャクソン(1829〜1837)について紹介します。
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歴代のアメリカ大統領の人生と功績 初代編
歴代のアメリカ大統領の人生と功績 2代目、3代目、4代目
①ジェームズ・モンロー
モンローは、1758年4月28日バージニア植民地の農園主の家庭に生まれました。
モンローは外交官として、第3代大統領のトーマス・ジェファーソンが行ったルイジアナ買収にも大きく貢献しました。
そして、大統領になる前の米英戦争の際には、国務長官および陸軍長官として重要な役割を果たしていました。
ちなみに、この米英戦争を起こしたのは、ひとつ前の記事で紹介した第4代大統領のジェームズ・マディソンです。そしてその彼もルイジアナ買収に関わった人物です。
その後、選挙人投票の80%以上を獲得し、大統領になりました。
大統領在任中の1823年にはモンロー主義を発表し、これはアメリカ外交政策の規範となりました。
モンロー主義とは、アメリカ合衆国はアメリカ大陸でのヨーロッパからの干渉を認めない、というものです。
また、モンローは建国の父として最後の世代となる人物です。
②ジョン・クィンシー・アダムズ
アダムズは、1767年7月11日にマサチューセッツ州に生まれました。
ひとつ前の記事を読んでくださった方は、どこかでこの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そうです。実はこの人、第2代大統領のジョン・アダムズの息子なのです。
アダムズは、大統領になる前に国務長官を経験しており、モンロー主義にも大きく関わりました。
大統領在任中は、そこまで目立った功績はなく、父と同じく再選に失敗し1期のみで任期を終えました。
なぜ、彼は大統領だったにも関わらず、成し遂げたことが少ないのでしょうか。
彼は、近代化など様々なことを議会に提案しました。ですが、彼のことを好まない議員が多くどの案も却下されてしまったのです。そのため、彼の政治は「呪われた政権」と言われています。
また、彼はジョージ・ワシントンを尊敬しており、長男をジョージ・ワシントン・アダムズと名付けました。ワシントンの名を自分の子供に名付けたのは歴代大統領の中でアダムズが唯一だそうです。
③アンドリュー・ジャクソン
ジャクソンは、1767年3月15日にスコットランド系の移民の両親のもとに生まれました。
ジャクソンはアメリカ独立戦争に従軍した最後のアメリカの大統領として知られていますが、彼は独立戦争中に肉親を全員失っており、イギリスを強く恨んでいました。
その後、米英戦争では「ニューオリンズの戦い」で勝利を収め全国的な名声を得ることになります。
そして、それがきっかけで大統領に就任したのです。
彼は庶民に寄り添うような政治を行い、人気を集めていました。
ですが、彼はインディアンや黒人などに対する人種差別主義者であり、黒人奴隷も所有していました。
また、大きな政府を望まない経済政策を採ったため1837年恐慌が起こってしまいました。
そして、彼はアメリカ大統領の中で初めて暗殺の対象となった人物だったのです。
失業者がジャクソンを恨み、ピストルを引きましたが不発に終わったため未遂となりました。
いかがでしたでしょうか。今回は5代目大統領のジェームズ・モンロー(1817〜1825)、6代目大統領のジョン・クィンシー・アダムズ(1825〜1829)、7代目大統領のアンドリュー・ジャクソン(1829〜1837)について紹介しました。
次回は、8代目大統領のマーティン・ヴァン・ビューレン(1837〜1841)、9代目大統領のウィリアム・ヘンリー・ハリソン(1841〜1841)、10代目大統領のジョン・タイラー(1841〜1845)について紹介します。
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