最近、ニュースなどでよく聞く黄砂、ざっくりとしたイメージとしては「空から飛んでくる砂」といった印象を持っている人も多いかもしれません。
ただ実際のところ黄砂とは何なのか、そしてどのような影響があるのかについて、詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、黄砂とは何なのかについて解説していきます。
黄砂の正体は砂漠の砂?
ズバリ、黄砂の正体は砂漠の砂です。
主に、中国内陸部の砂漠や乾燥地帯の砂が、日本まで飛んできています。
主な発生源は、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、そして中国北部からモンゴル南部にかけて広がる乾燥地域です。
これらの地域の土壌や砂は、強い風が吹くと細かい土とともに巻き上げられ、空高く舞い上がります。
どうして遠くまで飛ぶの?
黄砂の粒子は非常に細かいのが特徴です。
そのため、一度舞い上がると重さで落下しにくく、長時間空中を漂います。
そして、この粒子が上空の偏西風に乗ることで、数千キロという距離を移動してきます。
なぜ日本にやってくるのか
では、なぜ黄砂は日本にやってくるのでしょうか。
理由は偏西風です。
小学校の授業で習ったのを覚えている方も多いと思いますが、偏西風とは、中緯度帯で西から東へ吹く恒常的な風のことです。
この偏西風の流れが、黄砂の発生源である中国内陸部から日本列島に向かって、ちょうどつながっています。
さらに、軽くて落ちにくいという黄砂の性質も合わさり、あっという間に日本まで到達します。
実際、中国を出発してから1日から2日ほどの短期間で日本に届くケースも、決して珍しくありません。
黄砂は「ただの砂」ではない
しかし、この黄砂はただの砂ではありません。
黄砂は飛来する途中で、工場の排気ガスやPM2.5、細菌やカビなどを粒子の表面に付着させながら飛んできます。
そのため、日本に届く頃には、砂だけではなく、汚染物質をまとった状態になっていることが非常に多いのです。
人体や生活への影響、そして対策
では、人間にはどのような影響があるのでしょうか。
黄砂が多い日には、喉の痛みや咳、目のかゆみ、鼻水といった症状が出ることがあります。また、喘息を持っている人の場合、症状が悪化することもあります。
筆者自身も、最近少し鼻の調子が良くないのですが、もしかすると黄砂の影響かもしれません。
生活面での影響は、普段歩いているだけでは気づきにくいかもしれませんが、実際には身近なところに現れます。
筆者が特に感じるのがクルマです。クルマのフロントガラスやリアガラスを見ると、砂っぽい粒子がびっしりと付着しており、洗車しても次の日にはまた付いていることも珍しくありません。
さらに、黄砂は太陽光パネルなどにも付着します。これにより発電量が大きく低下し、結果として経済活動にも支障をきたす場合があります。
(筆者がよく乗るクルマのリアガラス。車両の形状も影響しているかもしれないが、洗車をしても次の日には黄砂と思われる汚れがよく付着している。)
(筆者が撮影)
黄砂に注意⚠️
このように黄砂は、ただの自然現象ではなく、中国から飛来する砂に汚染物質が付着したものであり、人体や生活に多大な影響を与えています。
そのため、黄砂がひどいと感じた日は、マスクを着用したり、帽子をかぶったり、サングラスやメガネで目を守るなど、体内に入らないような対策を意識することが重要です。
最後までありがとうございました。




