【単語帳】難関大学合格のための英単語勉強法 part2
難関大学合格のための英単語勉強法 part2
どうも、フジです。
今回は前回の続きとなる part2 です。具体的に、単語帳にどのような書き込みをしていたのかを綴っています。参考になりそうだな、これは自分にとっても必要かもしれないなと思ったものだけを是非採用してみてください。
なお、以下の記事を先に読むといいのかなと思います。
「難関大学合格のための英単語復習法」のpart1はこちら、part2はこちら、part3はこちら。「難関大学合格のための英単語勉強法」のpart1はこちら。
より正確な日本語訳
英単語帳に載っている日本語訳って、結構ザックリとしたものが多いんですよね。重要度の高い日本語訳だけを載せていて、それを以て単語のニュアンス的な部分を把握してもらって「細かい訳し分けはうまいこと自分で派生させてやってくれ!あとは任せた!」みたいなスタンスの単語帳、ありますよね?
もちろんこれでなんとかなる人もいるのかもしれませんが、少なくとも私はなんとかなりませんでした(なんとかなる人なんてごく少数で、なんとかなっていると勘違いしている人が多数だと私は思っています)。私が使っていた「東大英単語熟語 鉄壁」は、英単語帳の中では相当詳しく記載されているほうだとは思うのですが、それでも長文読解の際、解釈に困ることは少なくなかったです。
例えば以下の英文を、あなたならどう訳しますか? (※前提知識として、鉄壁に記載してある英単語とその関連語の意味を添えておきますね!)
① The two movies are opposed.
oppose : (他)〜に反対する
be opposed to : (句)〜に反対している
opposition: (名)反対,敵対
② His kind words dissolved her anxiety.
dissolve : (自)溶解する (他)〜を解散する
どうでしょう。
内容はきちんと理解できましたか?
①は「その2つの映画はまったく異なっている」という訳になります。「反対,敵対」から「異なる」を導き出せさえすれば…という文章でした。これは比較的容易だったかな。ちなみに、鉄壁には載っていませんが、辞書を引けば「be opposed : (互いに)相反して,まったく異なって」という訳がきちんと載っています。
②は「彼のやさしい言葉彼女の不安を弱めた」です。「単語帳掲載の意味を使って直訳すると『彼女の不安を溶かした』だから、意訳すると『彼女の不安を弱めた/沈めた/消した』だよね!」みたいな感じですかね。これもまあ、なんとかなる範疇ではありますね。なお、辞書には「(自)溶けて消える/ (他)〈問題•感情など〉を弱める」という意味がしっかり記載されています。
じゃあ少しレベルアップ。
③ This contrast between writing and listening is strange.
contrast : (名)対照
in contrast : (句)(〜と)対照的に(to,with〜)
これはキツイんじゃないですかね。
③の正解は「書くことと聞くことを対比させるのはおかしい」です。単語帳の意味でそのまま訳せば「書くことと聞くことの対照はおかしい」となりますが、この状態から正解の解釈にもっていくことのできる人がどれだけいますかっていう話ですよ。私には無理です(前後に文脈があればもしかしたら…)。ちなみにこれ、辞書を引けば「(名)対比(すること)/ (他)…を対比する」という意味が載っていて、それさえ知っていれば1秒で理解できる超簡単な英文っていう。
日本語って、言葉の雰囲気は似ているが解釈は全く似ていない…というものが多いんですよね。長文を読んでいて、単語帳記載の日本語訳から抜け出せなくて詰まるなんてこともよくあるはずです。でも、辞書で調べて、より正確な日本語訳を知ってさえいれば、そういったストレスとはおさらばできてしまうんです。
解説の全訳に目を通して「ここは文脈的にこういう訳になるのかー!」と思って納得している人には、是非辞書を引いてもらいたいですね。たぶんそれ、文脈判断ナシの直訳で解決します。かなりの力技ではありますが、増大した暗記量に耐え切ることさえできれば、めちゃくちゃ英文が読みやすくなりますよ。
では続きは part3 で。