地方公立高校でよかったなと思うこと part1

地方公立高校でよかったなと思うこと
どうも、フジです。
この記事を読んでくれている高校生のみなさんは、都会の高校と地方の高校、どちらに通われている方が多いのでしょう。
私は地方の高校、その都道府県で偏差値が最も高い公立高校に通っていました。巷では”自称進学校”と囁かれるような高校です。こういった高校に通うことは、受験のことを考えるとマイナスに捉えられがちですが、私はそんなこともないんじゃないかなと思うんです。私自身、都会の超進学校ではなく、地方公立高校にいたからこそ、東大に合格できたみたいなところがあるなと考えているほどです。
今回は、受験勉強をする上で、地方公立高校に通うことのメリットを紹介していこうと思います。
自分のペースで勉強できる
地方公立高校のいいところの1つとして、「自分のペースで勉強を頑張ることができる」というのが挙げられます。
都会の超進学校は、地方公立高校と比べると、授業の進度が圧倒的に速いです。高2の段階で全範囲を学び終え、残りの時間をひたすら演出に充てる…というスタイルを採っているところがほとんどかと思いますが、受験勉強をするにあたって、このやり方が最も効率的なのかと言われると、そんなこともないと私は思います。
授業の進度が速いことは、確かに豊富な演習量に繋がりますが、その一方で、途中でドロップアウトしてしまうリスクを高くしてしまいます。「あ、私だいぶ取り残されてるな…」と一度感じてしまうと、そこから立て直すのって気持ち的に相当難しいんですよね。
高校が”受験に間に合う最低限のペース”で授業を進めてくれているおかげで、途中で取り残される可能性も低く、学校の進度云々で焦りや不安を抱くことにはならないわけです。
そうすると、授業を聞きながら都度演習を行い、初めから高いレベルで身につけていくということもできますし、自分で先々勉強を進めて学校の授業を復習の機会にするということもできますね。自分に合ったペースで、自分に合ったやり方で勉強を進めていくことができるんです。
私の高校は、国数英(※数学は文系)は高2の半ば、地歴は高3の冬ごろまでかかっていましたが、これよりペースが早かったら、結果も(悪い方に)違っていたかもなと思います。都度完璧にしていくスタイルで勉強していた世界史なんかは特にですかね。
ただ、”受験に間に合う最低限のペース” で ”学校で与えられる最低限しか勉強しない” となると、受験勉強的にはかなり雲行きが怪しいです。やはり、自分でプラスアルファの勉強を頑張るというのが前提となってきます。
レベルが高すぎない
「周りのレベルが高すぎない」というのはどうでしょう。
これがどう転ぶかは個人によって変わってくるかと思いますが、私にとってはメリットでした。
都会の超進学校の場合、周りには東大や京大、医学部なんかを志す勉強レベルの高い学生ばかり。地方公立高校で成績上位のあなたが、仮に都会の超進学校に入ったとして、そこで変わらず上位に君臨し続けることは、果たして可能なのでしょうか。
世の中には2パターンの人間がいます。
自分よりレベルの高い人たちに囲まれることで「もっと頑張るぞ」とやる気が出る、逆に、切磋琢磨できる相手がいないとやる気がでないというパターン。自分よりレベルの高い人たちに囲まれ、頑張ることが当たり前の環境だとやる気が削がれる、逆に、自分が上位で、頑張っていることが特別な環境で優越感等を感じやる気が出るというパターン。
私は後者でした。
そのため、地方公立高校にいて、勉強しながら「こんなに頑張っている自分は特別だ!」と、(健全かどうかは一旦置いておいて)優越感を感じられたことは、最後まで走り切れた最大の要因ですね。高校受験で中高一貫校の超進学校に入ろうと頑張ったりもしましたが、超進学校の下位で努力するというのは私には合いません。地方公立高校を選んでよかったなと思います。