朝型か夜型か
どうもフジです。
今回は、勉強するうえでよく耳にする「朝型か夜型か」というテーマについてお話しします。
自分は朝に強いと思う人もいれば、夜のほうが集中できると思う人もいるでしょう。ただ、この朝型・夜型という話が受験生活の中で少し曲解されて扱われてしまっているケースをよく見かけます。今回はそれを整理していきます。
朝型・夜型は存在するが…
まず、朝型・夜型という分類は、きちんと科学的に存在するんですよね。人間にはクロノタイプと呼ばれる体内時計の傾向があり、朝に活動しやすい人もいれば、夕方以降に集中が高まりやすい人もいるみたいです。だからあなたが感じている「自分は夜型やなあ」とかそういう感覚は、たぶんそうなんだと思います(単に夜更かしが習慣化していて生活リズムが乱れているだけ、というケースも少なくないのでご注意を)。
ただし、こうした傾向を理由に生活の片方を大幅に切り捨てることを正当化するのは誤りです。これが今日の本題。
夜型の傾向があるからといって朝を完全に捨てるというのは成り立ちませんし、逆に朝型だからといって夜の時間をまったく扱わないのも現実的ではありません。クロノタイプはあくまで傾向であって、生活リズムを極端化してよい根拠にはならないんです。
朝を捨てて夜に全振りするのは明確に不利
朝か夜か、どちらかを捨てるという極端な発想そのものが推奨できないということなんですが、それでも「夜を捨てて朝に寄せる」という方向性は最低限のパフォーマンスを維持できる可能性があるという点でまだマシです。朝型に寄せるのでは、日中の活動に必要なリズムは崩れにくいですからね。実際、夜の作業時間を削って早く寝ることは、翌日の状態に悪影響を与えづらい…というかむしろ良い影響を与える可能性すらあるでしょう。もちろん、就寝前の暗記ゴールデンタイムをフル活用できていないという点においては、機会損失な側面もありますが。
しかし、その逆である「朝を捨てて夜に全振りする」という生活は、受験では明確に不利になるだろうと私は考えています。
深夜2時や3時まで勉強する生活を続けると、生体リズムが後ろにずれて翌朝の集中力や判断力が大きく低下します。これは夜型かどうかに関係ありません。人間の脳は朝に働くように設計されているため、深夜型の生活を続けると翌日の立ち上がりが鈍り、日中に必要な処理能力が落ちるということです。
起きている時間の中に、こうした低パフォーマンスな時間帯が存在するということ自体がかなりの損失だと私は思います。起きている時間の全てで、十分なパフォーマンスができるような状態を整えることが、最も効率を損ねない方法だと思いませんか?
加えて言えば、受験本番は朝から始まるため、朝に頭がパッと動かせないような状態ではそもそも戦うことができません。翌朝のパフォーマンスを守るべき理由は、受験本番で力を十二分に発揮するためという側面もあるのです。
最適解は「朝も夜も最低限扱えるリズムを維持する」こと
では、朝型か夜型かをどう扱うべきか。
私が受験生に勧めているのは、生活リズムの最低ラインを守ることです。例えば、夜は12時~1時のあいだに寝て、朝は6時~7時に起きる。朝型の人が就寝時間と起床時間を前倒しにするのはあまり問題ないですが(極端にしすぎるのはよくない)、夜型の人の場合は最低限この範囲に収めるようにしましょう。夜型の傾向がある人は夜の作業時間を適度に確保しながらも翌朝の起動を損なわずに済みます。このラインを超えて夜に大きく寄せてしまうと、翌日の立ち上がりが崩れ、学習効率が長期的に落ちることになります。
やはり受験勉強は、毎日のパフォーマンスを安定させることが最優先になりますからね。どちらかに全振りする生活はその安定性を奪うため、結果的に不利になります。改めて言いますが、特に朝を切り捨てるような生活は、受験本番で力を発揮できないという点で決定的に不利です。だからこそ、朝も夜も最低限扱える生活リズムを維持したうえで、自分の傾向に合わせて微調整していくことが一番合理的だと私は考えています。
というわけで今回は以上。




