ディオクレティアヌス
解説
284年に即位したローマ帝国の皇帝で、軍人皇帝時代の混乱を収束し、東西にそれぞれ正帝と副帝をおく四帝分治制(テトラルキア) を敷いた。
共和政の要素を消し、帝位の神聖化も図られたため、元首政(プリンケプス)から専制君主政(ドミナトゥス) への転換点とされる。
また皇帝権強化のため、キリスト教の大迫害を行ったことでも知られる。
まとめ→オリエント、ローマ、オリエントと地中海世界
時代
284年〜305年
場所
補足1:ディオクレティアヌス
「出遅れちゃったっす」で覚えていました。
彼が出遅れなければ軍人皇帝時代はなかっただろう、と。
補足2:ドミナトゥス
帝政とドミナトゥスとの違いはプリンケプスとの違い(参照:オクタウィアヌス)と同じで、体制自体の話か、実情の話かの違いです。
ドミナトゥスは「dominus(ラテン語で「主」)による支配」という意味です。
dominusは英語のdominate(支配する)の語源にもなっているので意味が推測しやすいですね。
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