帝政ローマ
概要
オクタウィアヌスによって始まった帝政についてのお話です。
長く安定した時代が続きますが、395年に東西に分裂させたことで終わりを迎えます。
時代
前27年〜395年
場所
詳細
前27年、オクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を与えられ、帝政が始まります。
市民の第1人者(プリンケプス)を自称しながら事実上の独裁を行うこの政治を元首政(プリンキパトゥス)といいます。
その後200年間は、安定した時代が続いた事から「ローマの平和」(パクスロマーナ)と呼ばれます。
特に五賢帝の時代が最盛期で、トラヤヌス帝の時領土は最大となりました。
また、属州体制は苦しむものが多いことから変わってゆき、212年、カラカラ帝の時には帝国の全自由人にローマ市民権が与えられます。
しかし、広すぎる領土から混乱や財政難などから、3世紀には次々と皇帝が即位しては殺害される軍人皇帝時代へと突入します。
284年に即位したディオクレティアヌス帝が神として崇拝させ(専制君主政)、帝国を東西にわけてそれぞれ2人に統治させる四帝分治制(テトラルキア)を敷くことで政治的秩序は回復します。
内乱や異民族侵入に対する軍事費のため重税がかけられた下層市民は都市から逃げ出し、上層市民の経営する大所領で小作人(コロヌス)として働きました。
この小作制(コロナトゥス)は徐々に広がり、ラティフンディアにとってかわることとなりました。
(四帝分治の様子)
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