ある数 に対して、 が成り立つとする。 このとき、多項式 は を因数に持つ。逆も成り立つ。
因数定理を用いることで、 次数の高い多項式を因数分解できるようになる。
証明は剰余の定理と同様に、割った余りをおいて代入するとわかる。しっかり学びたい方は、古賀真輝さんのこの動画がオススメ。
この多項式を因数分解する。 を代入すると、式の値が になるので、この式は で割り切れる。
割ると、 となり、 次の方をもう 回因数分解できて、
と完了する。
は複素数でもOK。
上のように因数分解で活躍する公式なのだが、「式の値を にするために どんな数値を代入すればいいか」というのが大事になる。
これについては、有理数解の定理というものが使えることが多い。内容と証明については、有理数解の定理の辞書で学んでみよう。
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