モルディブ
大まかなイメージ
リゾートと漁業が盛んな小さい島国。
サンゴ礁地形で、面積が極めて小さく標高も低い。
地形
全土がサンゴ礁地形となっている。
モルディブは環礁にあたり、きわめて低平で面積も小さい。
そのため人口密度が極めて高く、首都のマレは家屋が密集している。
(首都のマレ、wikimesia commons)
気候
全土が熱帯雨林気候。
環境問題
サンゴ礁地形で標高が低いため、海面上昇の影響を大きく受ける。
国土全体が水没の危機にあり、環境問題への関心が高い。
農林水産業
国土が狭すぎるので、農業はほとんどできない。
その代わり水産業が盛んで、かつおやまぐろなどの熱帯性の魚をよく食べる。
モルディブは一人当たり魚介類消費量が世界トップクラスなのは、統計問題にもよく出る。しっかり覚えておこう。
(データブック・オブ・ザ・ワールド)
主要産業
- 観光業
- 漁業
が主要産業。
とくに観光業は有名で、高級リゾート地として開発が進んでいる。
経済
一人当たりGDPは約12500ドルで、中所得国。まあまあ高い方。
観光業で稼いでいる。
外交関係
モルディブは地理的な位置関係上、インドと親密だった。
しかし近年では、中国が多額の資金援助をちらつかせていることから、中国寄りの勢力とインド寄りの勢力の対立が起こっている。
一帯一路構想とモルディブ
2011年に真鍮政権が発足すると、モルディブは中国政府が推進する一帯一路構想に参加し、中国政府から多額の借款を受けた。
空港と首都マレを繋ぐ橋や巨大な港湾が中国政府の支援によって建設され、「債務の罠」に陥る危険性も指摘されている。
補足
以前、筆者の高校の地理の先生が休暇中にモルディブにご旅行に行かれ、土産話をいろいろと聞かせてくださいました。
とにかく島がめっちゃ狭いから、首都なんてのはとんでもない密集具合で、広い道路も作れないから道も激狭、他の島とは渡し舟が発達していて船が市民の重要な足となっている、ということでした。
食事も魚が中心で、ツナカレーばっかり出ていたと仰っていました。