風によって運ばれた細かい砂が堆積してできた土壌をレスという。
風積土、黄土ともいう。
レスでできた有名なものとして、
がある。
細かい土が風に乗って運ばれ、堆積することによってできる。
大陸氷河に由来するレスを氷成レス、砂漠に由来するレスを砂漠レスという。
と覚えよう。
ヨーロッパや北米では、最終氷期に大陸氷河が発達し、その末端には土砂がモレーンとして堆積していた。
堆積していた土砂のうち、細かい砂粒は偏西風に乗って東へ運ばれ、ハンガリー、ウクライナなどに降り積もってレスを形成した。
ハンガリーのプスタ、ウクライナのチェルノーゼムもレス起源。
中国西部にはゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの砂漠があり、砂漠の砂が偏西風にのって東側に運ばれる。
一部は黄砂として日本にも到達する。
降り積もった砂は黄土高原を形成する。
関連動画




