世界で最も多く栽培されている果実のひとつ。
原産地は中東と考えられており、比較的暖かく乾燥した温帯の、水はけがよく、日当たりのよい土地を好む。このため傾斜地で栽培されることが多く、日本では扇状地での栽培がよくみられる。
大きく分けると上の3通りとなる。
世界全体では7割超が葡萄酒(ワイン)の原料、残りの多くは生食用、わずかに干しブドウなどへの加工用として利用される。
一方、日本では9割程度が生食用で、世界とは大きく事情が異なる。
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
中国が多いほか、地中海沿岸の国が多数です。
地中海沿岸の、比較的温暖かつ乾燥している気候がブドウの栽培に適しており、古くからヨーロッパではワインの需要が多く、伝統的にブドウの栽培が盛んだったことが影響しています。
中国では、山東省や新疆ウイグル自治区など、比較的乾燥した地域での栽培が盛んです。
アメリカ合衆国では、カリフォルニア州の地中海式農業を行っている地域で主に生産されています。
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
生産上位国の顔ぶれはぶどうのものとほとんど変わりません。
地中海沿岸の国が上位を占めるほか、アメリカのカリフォルニア州でも生産が盛んなことがわかります。
また、最近日本でもチリワインがよく見られるようになって身近になりましたが、チリやアルゼンチンでもワインの生産が盛んです。
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