ナポレオン3世
概要
フランス第二共和政における大統領、かつ第二帝政における皇帝。
皇帝の在任中には近代化政策を行い、積極的に対外政策もとったが普仏戦争の敗北により失脚した。
時代
1808年〜1873年
大統領: 1848年〜1852年
皇帝: 1852年〜1870年
場所
詳細
1848年の二月革命ののちに圧倒的支持で第二共和政の初代大統領に当選したナポレオンの甥、ルイ=ナポレオンは、1852年に帝政の是非を問う国民投票により皇帝となり、ナポレオン3世となって第二帝政を開始します。
近代化政策を取り、1860年の英仏通商条約によって自由貿易主義政策に転換したほか、鉄道・銀行の整備など国内の発展に努め、セーヌ県知事オスマンによってパリの都市改造が実施された。
その甲斐もあり、のちの1878年にパリでは万国博覧会が開催されました。
対外にも積極的な政策をとります。
オスマン帝国に介入して クリミア戦争の一因を作りパリで講和会議を主催、イタリアにおける国家統一のためのナショナリズム運動を支援してサヴォイア・ニースを獲得、アジア、アフリカへの進出、具体的には中国分割への参加やスエズ運河の建設ながおこなわれました。
しかし、メキシコへの進出に失敗したこと、ビスマルクによって強化されたプロイセンに 普仏戦争 で敗北したことをきっかけに臨時政府が立てられ第二帝政は崩壊、ナポレオン3世は失脚しました。
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