「混合物」とは、複数の純物質が混ざり合った物質のこと。たとえば空気(窒素+酸素など)や海水(水+食塩)などです。
逆に、窒素
単体や化合物が1種類のみ集まったのが純物質、2種類以上が混ざり合ったのが混合物です。つまり以下のような関係にあります。

混合物は混ぜる物質の割合によって融点、沸点、密度が一定ではありません。
たとえば純物質である水の沸点は100℃、エタノールの沸点は約80℃と大気圧下では一定ですが、水とエタノールを混ぜた混合物(つまりお酒)の沸点は80℃と100℃の間になります。水が多ければ100℃に、エタノールが多ければ80℃に近づくわけです。
また混合物は物理的操作で分離することができます。物理的操作といわれると難しそうですが、ざっくりいえば化学反応を使わない操作です。
たとえば、
などが混合物を物理的操作で分離する例です。
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