バイオマスはもともと英語でbiomass、つまり”bio”の”mass”、「生物」の「量」ということです。
要は、
生物を物質という側面でとらえ、物質として生物を見たときの、物理的な量
のことを指しているのです。
例えばあなたの目の前に一本の木が立っているとしましょう。
そしてあなたが、この木を伐ったらどれくらいの薪ができるだろうか、と考えれば、それは木を生物資源として見ていることになり、そのときこの木はバイオマスとなるのです。
生物をバイオマスとして扱うということは、生物(または生物に由来する物質)を資源として捉えるということなのです。
結局、バイオマスとは生物または生物由来の物質のことなので、具体的には
などなど、いちいち挙げていたらきりがないほどたくさんあります。
このなかでも最も広く用いられているのが、木材、次いで排泄物でしょう。
木材は発展途上国では薪炭材として広く用いられていますし、木材は建築資材としてもあちこちで使われていますね。
家畜や人間の排泄物も、肥料として世界中の畑に投入されていますし、インドやアフリカの農村なんかに行くと牛のふんが燃料や建築資材として用いられています。土を練って土壁を作るように、牛の糞を練って塗りたくり、壁を作るようです。
カーボンニュートラルの考え方から、一部の国では植物から作った燃料を利用していることもあります。
バイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビから。
バイオディーゼルは、大豆から作られます。
バイオエタノールの原料は、
と覚えておきましょう。
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