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薪炭材


薪炭材

薪炭材の「薪」の訓読みは「まき」や「たきぎ」、「炭」は「すみ」。つまり、

「まき」や「すみ」にして使う木材

という意味です。

燃やすための木材、ということですね。

樹種

薪炭材は燃やすだけですから、種類とかどうでもいいです。樹種の多い熱帯林でも問題ありません。

用材なら加工のしやすい針葉樹が好まれるという話をしましたが、薪炭材なら関係ないですね。

環境問題と薪炭材

発展途上地域では、近年の急速な人口増加に伴い木材需要が急増しています。人口が増えたらそれだけたくさんごはんを食べたり暖をとったりしますから、その分の薪が必要なわけです。

木は多少切ってもその分を埋めるように新しい木が生えてくるので森林が維持できるのですが、回復力を超えるまで木を切ってしまうと森林がどんどん減っていき、砂漠へと変わっていくのです。

人口増加に伴う薪炭材需要の増加による過伐採が原因で、砂漠化が進行している

記述ではこう書きましょう。

バイオマス発電と薪炭材

近年、バイオマス発電が注目されていますよね。そしてそのバイオマス発電の一部では、木材を燃料にして発電していることがあります。

バイオマス発電で燃料として使用される木材は、薪炭材として集計されます。まあ、燃やすために使っている木材なのですから当然と言えば当然なのかもしれませんが…

というわけで、近年日本でもバイオマス発電の増加を受け、薪炭材の需要が僅かながら増加しています。

統計を見てもこれは明らかで、基本的に経済発展が進むと薪炭材の割合は下がり用材の割合が上がるのですが、日本ではここ数年逆の現象が起きていて、薪炭材の割合が少しだけ上がっているのが注目ポイントです。

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