ソグド人
概要
イラン系民族で、出身の地域はソグディアナと呼ばれる。
隊商交易で繁栄し、文化の東伝に大きく貢献した。
時代
(交易活動は6世紀ごろから)〜9世紀
場所
詳細
サマルカンドなどのオアシスに住んでいたイラン系の民族で、ソグド語をアラム文字を使って表記していました。
統一した国家は作らず、都市国家の緩やかな連合であったと考えられています。
ゾロアスター教を中心にマニ教やキリスト教も信仰していました。
シルクロード(「オアシスの道」)での隊商交易を担う民族で、交易の通り道である突厥やウイグルなどの遊牧国家には徴税される代わりに保護を得ていました。
ゾロアスター教(祆教)を伝えるなど、特に隋唐代の中国に大きな影響を及ぼします。
また7世紀に訪れた玄奘は『大唐西域記』でその様子を記しています。
ソグディアナにいたソグド人は8世紀以降のアッバース朝、サーマーン朝の支配下で、中国にいたソグド人はキルギスに追われたウイグル人の影響でトルコ化、イスラーム化しました。
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