トルコ系のウイグル人が中心となりトルコ語を話すようになった地域、トルキスタンのお話です。
9世紀以降にはサーマーン朝、カラハン朝のようなイスラーム王朝の下で発展しました。
7世紀〜9世紀

中央アジアで勢いのあった突厥が分裂すると、ウイグル人がソグド人と協力し、台頭するようになります。
ソグド人は商業活動に優れており、交易ネットワークを構築し、ユーラシアの東西をつなぐ「オアシスの道」(=シルクロード)を完成させます。

トルコ系のウイグル人の影響で、先住民のイラン系の民族もトルコ語を話すようになり、地域一帯はトルキスタンと呼ばれるようになりました。
南部に位置する、アラブのイスラーム勢力が増し、唐とのタラス河畔の戦いで勝利するとトルキスタンにも進出するようになります。
ムスリム商人との関わりの中でイスラームは広まり、9世紀にはサーマーン朝、10世紀にはカラハン朝がたったことによりさらにイスラーム化は進みました。
これらの国は、元の拡大により消滅することとなります。
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