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語族・語派


言語を系統づけるということ

世界には数千の言語があると言われており、その多くには類縁関係が存在します。

皆さんも、「英語とフランス語は似ている」とか、「日本語と韓国語は似ている」とか、「日本語と英語はあまりにかけ離れているから日本人は英語ができないのだ」とか、言語の類似関係に言及した言説を一度は耳にしたことがあるでしょう。

このように、言語には似ている・似ていないの別があり、それに気づいたのが18世紀の言語学者でした。そこで生み出されたのが、比較言語学という学問です。

比較言語学では、各地の語彙や文法が似ている言語の用例を集め、そこから言語をグループで分類し、祖語と呼ばれる、言語の祖先を突き止めようとします。

例えば、インド・ヨーロッパ語族と呼ばれる言語のグループには、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などのヨーロッパ各言語から、ペルシャ語、果てはインドのサンスクリット語まで幅広い言語が属するのですが、これらの言語の祖先は印欧祖語と呼ばれるたった一つの言語だと言われています。祖先が同じなんですね。そこから各言語にだんだんと変化していったのです。

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比較言語学では、 ①言語の類似性に気付く(英語とサンスクリット語って似てない? と気付く) ②似ている言語をたくさん集めて、グループを作る(語族・語派をまとめる) ③各言語の似ている部分を取り出して、祖語ってこんな感じだったんじゃないか? と推測する

ということが行われているのです。例えて言うなら、親戚の子供を集めてずらーっと並べて、顔の似ているところを探してひいおじいちゃんの顔を再現する、というようなものでしょうか。

さあ出てきました、語族・語派。つまりこれは、比較言語学の用語なんですね。言語を分類するときの、分類の段階を表しています。

基本的には、「語族」が最上位、その下位に「語派」続いて「諸語」が来るのですが、この辺は曖昧なのであまり厳密に考えすぎなくていいと思います。

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有名な語族・語派を挙げると、

世界の主要言語はだいたいこのうちのどれかに分類されていて、どこに分類されているかを覚えておくと民族の系統が覚えやすくなるので、余裕のある人は覚えておくといいでしょう。ちなみに、主要言語の例外といえば日本語や朝鮮語は系統不明です。不思議ですね。

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