アフロ・アジア語族
アフロ・アジア語族
アフリカとアジアの間にまたがる地域に分布する語族。
セム=ハム語族、アフリカ・アジア語族とも呼ばれます。
分布
サハラ砂漠~アラビア半島の広い地域に分布しています。
民族
- アラブ人
- アムハラ人
- (ユダヤ人)
がほとんどです。
イスラエルでユダヤ人が話すヘブライ語はアフロ・アジア語族に属します。
しかし、「ユダヤ人」が全員ヘブライ語を話すわけではなく、イスラエル以外に住むユダヤ人は現地の言葉(英語、ドイツ語など)を話すことが多いので注意しましょう。
起源と拡散
起源はよくわかっていませんが、アフロ・アジア語族はほとんどアラブ人なので、民族的な拡散はほぼアラブ人の進出で説明できます。
紀元前、古代メソポタミア文明の時代からアフロ・アジア語族はメソポタミア・エジプトなどの地域に住んでいました。このころは小アジアのあたりにも分布していました。
7世紀になってイスラム教がおこり、イスラム教の拡大に伴ってアラブ人が北アフリカ・西アジアで驚異的な拡大を遂げると、アフロ・アジア語族の活動圏は大きく広がりました。北アフリカではサハラ砂漠まで進出、現在のスーダンやマリ、ニジェールあたりまで進出しています。
また、アラブ人以外で大きな勢力なのはエチオピアです。エチオピアは古来から他民族の征服をほとんど受けず、昔から住みついていたアムハラ人などが現在まで命脈を保っています。
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