クシャーナ朝
概要
マウリア朝ののちにインドの広域を支配した王朝。
カニシカ王の時代に最盛を迎え、仏教の厚い保護が特徴。
時代
1〜3世紀
場所
詳細
1世紀頃、イラン人によって建国されたクシャーナ朝は、プルシャプラを首都とし、2世紀半ばのカニシカ王の時に最盛を迎えます。
交通の要衝にあり、ローマとの交易も盛んに行われていました。
カニシカ王はゾロアスター教の信者でしたが、第4回仏典結集を行うなど 仏教も手厚く保護 しました。
大乗仏教が生まれたのもこの時期で、ガンダーラを中心に仏教芸術が発達します。
同時期、南にはサータヴァーハナ朝が存在していました。
3世紀にササン朝の圧迫により衰退します。
ガンダーラ美術はヘレニズム時代のギリシアの要素が見られるのが特徴。
口元に微笑を浮かべたアルカイックスマイルも見られる。
帰属
カニシカ王の像: Biswarup Ganguly, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
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