ニュージーランドの農業
農業先進国
ニュージーランドは農業先進国で、農業で稼ぎまくっている国である。
主要産業が農業なのに、日本より所得が高い。いかに生産性の高い農業を行っているかがわかるだろう。
少ない人手で大規模に経営することで、極めて高い労働生産性を実現している。
とにかく、農業が超すごい国だというイメージを持ってもらいたい。
全体感
全土で牧羊が盛ん。
そのほかにも、
が盛ん。
その他、森林地域では林業もさかんで、木材は主要な輸出品目となっている。
(ちとにとせさんより)
耕作
ニュージーランドは畜産中心の国なので、耕作はあまり重要ではない。
降水量が少なく、比較的平坦な南島の東部で小麦栽培がみられる。
畜産
酪農
北島の北部では、放牧による酪農が盛ん。
航空写真をみてみると、北島の北部はまっ平らな草原になっていることがわかる。
(google earth)
土地が余りまくっているので、わざわざ人間が餌を与えなくても、牛がその辺の草を勝手に食べて勝手に乳を出してくれる。人間が手をかけなくてもよく、労働生産性が極めて高いのである。
というわけで、ニュージーランドでは舎飼いやフィードロットはほとんどみられず、放牧による飼育が中心。
生産された牛乳は、大部分がバターやチーズなどの乳製品に加工して輸出される。これは、生乳が長距離輸送に向いていないからである。
詳しくはニュージーランドの貿易を参照。
牧羊
ニュージーランドでは牧羊が盛んで、羊は2700万頭もいる。ちなみに人口は約500万人である。
ニュージーランドでは、羊毛も肉もとれるコリデール種という品種が主に飼育されており、
- 羊毛
- 羊肉
の両方とも生産量が多い。
(FAOSTAT)
野菜・果物
南半球にあり北半球と季節が逆になっていることをいかし、野菜や果物を北半球の端境期に輸出している。
日本へのカボチャの輸出はその典型例。
(農林水産省資料)
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