アフリカ諸国の独立
概要
ほとんど全域が植民地化されたアフリカの国が独立するお話です。
北部では「アフリカの年」を中心に早めに独立が進んだ一方、南部では独立が遅れます。
また独立はしてすが経済的、政治的支配が残ったり、貧困問題に直面したりしています。
時代
1960年 アフリカの年
場所
詳細
北部
主にフランスの支配下の北アフリカでは、1956年のモロッコ・チュニジアをはじめとして、ほかの地域に比べて早めに独立が進みます。
エンクルマを主導者としてガーナが1960年に独立すると、一挙に独立新興国が生まれたことから、1960年は「アフリカの年」と呼ばれました。
フランスの植民地でありながらFLN(民族解放戦線)との間で武力抗争の続いていたアルジェリアも62年に独立が達成されます。 63年にはアフリカ統一機構(OAU)が結成され、残っていた経済的支配や政治的支配からの脱却が目指されます。
中部
大戦中独立を保っていたエチオピアでは、74年に軍部クーデターが起こり、社会主義が宣言されます。
南部
イギリス色の強い南部では独立が遅れ、白人優位の体制が続きます。
80年に独立したローデシアは黒人主体の国家としてジンバブエとなります。
南アフリカでは、黒人を分離するアパルトヘイト政策が行われていましたが、アフリカ民族会議(ANC)の抵抗などにより91年に全廃します。
94年には黒人差別の撤廃を主導したANCの指導者であったマンデラが大統領となります。