定積分と不等式はこれでひとまず終了です。
発展講座でも4題ほど定積分と不等式の問題を扱っておりますので良ければご利用ください。ホームページ:http://mathematics-monster.jpからご視聴できます/。
次回から空間の回転体になるわけですが、少し撮影ペースを落とさせてください。11月は6題撮影を目標に頑張ります。
今回は計算ミスについて、改めて思うことを書きます。
ある程度理解力のある生徒の中には計算ミスを軽く考えている人が非常に多い気がします。もしあなたが、考え方はあっていて答えの数値が違った問題を改めてミスなく答えを出すまで解き直しをしていないなら、あなたは計算ミスを軽く考えています。
普段計算ミスしているのに、解き方はあっていたとかで、本番は計算ミスしなければ合格するとか、実際には模試で何点取れてたとか、はっきり口に出さなくても心の中でそう思っている生徒は多いです。今すぐにその考え方を改めるべきです。それと高校2年時点で計算ミスが多い生徒は高校3年になっても受験本番も同じように計算ミスします。要するに全力で向き合わない限り減ることはありません。
逆にどうしたら計算ミスを減らせるのか、日々悩んでいる受験生も多いかと思いますが、計算ミスがゼロになることは絶対にないです。
僕の立場で言ったら板書ミスが無くなる、説明で噛むことが無くなる、をゼロにするのは不可能なのと同じですね(板書ミスを減らす、噛まないことに病的なレベルで注意をはらっております)。
ゼロにはできないことを受け入れた上で、全力で慎重になり、時間が可能なら繰り返し確認するしかないです。そうやって普段から計算ミスを軽く捉えない、答え合わせをする前に何かしら確認する(もう一度解き直すor計算の跡を再度たどるなど)。
その積み重ねで少しずつ減らしていく、注意力・集中力を研ぎ澄ましていくしかないです。
社会に出たらミスの多さも含めて、他者からのその人間の評価が決まります。計算ミスをしなかった場合の点数ではなく、計算ミスも含めてその人間の本来の点数で実力です。