#水のイオン積 求め方 #pH #平衡定数 高校化学 エンジョイケミストリー
平衡定数における水のイオン積について講義しています
内容
平衡定数には種類がありますが、純粋な水もわずかながら水素イオンと水酸化物イオンに電離しています。このときの平衡定数について化学平衡の法則(質量作用の法則)に従って定義をすると、大多数を占める水のモル濃度の扱いに難渋します。しかし、平衡定数の定義式で溶液における溶媒は定義式から除くとされています。しかしながら、本来は除くのではなく活量の考え方に従えば、溶媒や固体は「1」を入れなければならないことになっています。このあたりを高校化学ではきちんと教えてくれません。
実際、pHの計算をするうえで、水のイオン積はひとつのツールに過ぎないのですが、その成り立ちについて知っておくとより深い学びにつながります。
また、水のイオン積は通常25℃で考えますが、実は水のイオン積は平衡定数なので温度が変われば変化します。これにより25℃でない場合、中性のpHはどうなるのでしょうか。