【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
1つの遺伝子のコードするタンパク質に含まれる平均アミノ酸数を求める問題について解説します。
*ゲノムとは、精子や卵に含まれるDNAすべてを指す(ヒトの場合23本のDNAに分かれて存在する。ヒトの体細胞には2セットのゲノムがある)。ふつう、「遺伝子数」と言えば、ゲノム1セットに存在する遺伝子の数を指す。
*細菌などの原核生物のゲノムには、非遺伝子領域はほとんどない。
*セントラルドグマとは、情報がDNA→RNA→タンパク質へと一方向的に流れるという規則のこと。
*実際は、tRNAの遺伝子やrRNAの遺伝子など、タンパク質をコードしない遺伝子も存在する。
*選択的スプライシングにより、1つの遺伝子から複数のタンパク質がつくられる場合もある。
*1つのタンパク質を構成する複数のサブユニットが、別々の遺伝子にコードされている場合もある。
*ふつう、mRNAには非翻訳領域(翻訳されない領域)がある(リボソームはmRNAの開始コドンの前に結合し、終止コドンの後にも塩基配列が続く)。また、終止コドンはアミノ酸を指定しない。
*問題文の生物はヒトをイメージしました(ゲノムサイズ30億塩基対、遺伝子数20000)。
転写と翻訳の詳細な流れはこちら(発展生物の内容です)↓
• 転写と翻訳の方向性【セントラルドグマ】 高校生物
転写の簡単な講義はこちら(一部発展生物の内容です)↓
• 転写 高校生物
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