Follow Us!!:

アプリなら、たくさんの便利な機能が無料で使える!
今すぐアプリをダウンロードして、もっと自由に学ぼう!

履歴の確認
お気に入り・フォローの登録
通知の受け取り
ファイルの作成・追加・複製
メモの作成・確認
モチベボードの投稿
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
運営会社お問い合わせ利用規約プライバシーポリシー

© 2025, okke, Inc.

慶應義塾 Keio University

P2Pネットワークにおける新ファイル交換の実現手法とユーザの信頼性評価

次の動画:杉本研究室 実環境と情報環境を融合した拡張現実環境の構築を目指して

概要

動画投稿日|2010年4月1日

動画の長さ|3:22

重野研究室は、2009年12月に行われた慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL)において、P2P(Peer-to-Peer)ネットワークにおける新ファイル交換の実現手法とユーザの信頼性評価に関する展示を行いました。 P2Pとは、クライアント・サーバ方式のネットワークに対して、各ノードが対等で相互にやりとりを行う方式のことです。 つまりピアと呼ばれる各コンピュータは状況に応じてサーバの役割もクライアントの立場も演じることになり、これを有効的に利用すれば効率的なデータ送受信が可能となり、新しいコンテンツ流通基盤として注目されています。 Q「P2Pは、非常に期待値が高い技術ですが、皆さんご存知の通り安全性の問題やウイルスの問題などに対してまだ弱い部分があるので、なかなか実用になっていないのが現状です。しかし今後、今のサーバとクライアントに基づくアーキテクチャからP2Pのようなユーザがダイレクトに情報をやりとりする方法にあらゆるものが移行していくと考えられています。すでに、ファイルの交換などに使われていたり、あるいは映像のストリーミングを受け取ったユーザー間で少しずつ情報を交換するといったことが一部で行われています。今後セキュリティなどの問題が改善されれば、もっと広く使われる技術だと思います。」 P2Pのセキュリティ上の問題を解決するために、研究室では非構造化P2Pネットワークにおける評判集約手法の研究をおこなっています。 P2Pでは、初めて出会う相手と情報を交換するので、相手がどれだけ信頼できるか分かりません。そこで、ネットワーク上の他のユーザーから評判を集めてくれば、相手の信頼性を客観的に評価できます。 Q「今赤い枠で囲まれているこのマシンが、はたして評判が良いのか悪いのか、あるいは使いものになるコンピュータなのか、ならないコンピュータなのか、いろんな意味で評価される対象になっています。周りのコンピュータは少しずつしかこのコンピュータのことを知りません。これをお互いに自分が持っている評価値を交換することで、最終的に全体でこの赤い枠のコンピュータに対する評価を定めていきます。」 評価の対象とするコンピュータに対して、周りの2台のコンピュータはそれぞれ0.1の評価値を持っています。この情報を互いに少しずつ交換していくことで、だんだん一つの評価値に収斂していきます。 このようにネットワーク参加者の信頼性を数値化することで、ファイル交換の際に評価値の高いコンピュータを選択できるようになり、より安全な取引が可能になります。

タグ

#高1#高2#高3#レベル2#大学・学部内容#講義

関連動画

3:48
超高速フォトニックネットワークの構築を目指して:山中研究室慶應義塾 Keio University
4:33
萩原研究室 - 思いやりのあるコミュニケーションを行えるロボット頭脳をめざして慶應義塾 Keio University
4:18
金子研究室 - アプリケーションの視点から次世代ネットワーク環境の構築を目指して慶應義塾 Keio University
3:46
斎藤研究室 - コンピュータービジョンによる新しい映像メディアの開発慶應義塾 Keio University
3:35
大槻研究室 - 通信技術に基づく自由かつ安心安全な社会を目指して慶應義塾 Keio University

関連用語